環境問題への取り組みについて
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ごく微力ではありますが、地球環境保全のための弊社の取り組みについてご紹介します。
1)脱フロン・脱炭素社会実現への取り組み
◆省エネ型自然冷媒凍結設備の導入
令和5年2月、冷凍カニ製品等の製造で使用する凍結機の更新にあたり、省エネ型自然冷媒機器を導入しました。
温室効果が極めて低い自然冷媒を使用することで、脱フロンおよび二酸化炭素排出量の削減による環境負荷の低減を図る装置です。自然冷媒としてアンモニアおよび二酸化炭素(CO2)を使用しますが、冷媒は循環利用するので排出される訳ではありません。元々の機器仕様でエネルギー効率が高いことに加え、マネジメントシステムの最適化を通じて更なる省エネルギー化にも取り組んでいます。従来機器に比べ大幅な二酸化炭素排出の削減が実現しました。
*当機器の導入にあたり以下の助成制度を活用させて頂きました。感謝申し上げます。
・環境省 | 令和4年度 脱フロン・低炭素社会の早期実現のための省エネ型自然冷媒機器導入加速化事業 |
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・宮城県庁 | 令和4年度 ノンフロンみやぎ加速化推進事業 |
◆LED照明機器の導入
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工場内および事務所内の照明を順次LED機器に交換しており、省エネルギー化による二酸化炭素排出量削減に取り組んでいます。
2)フードロス削減への取り組み
◆賞味期限が短くなった商品の販売
一般的な流通経路では、店頭での顧客への提供価値保全の観点からどうしても残存賞味期間の限度が設定されます。
缶詰商品は製造から3年の賞味期間が設定されているため、販売先様で取扱い外となった時点でも賞味期限まで1~2年の残存期間があります。また、半端になってしまったロット等、賞味期間が1年を割る商品も稀に出ます。
このような商品は実際は蔵置により食味が向上している(味が馴染む等)場合が多く、短期で食する顧客向けにはむしろ価値が高い場合もあります。自社通信販売等を通じて顧客に限定販売し、美味しい食体験を通じたフードロス削減の取り組みを行っています。
◆缶詰としての特性
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銀鮭の缶詰では通常加熱では食べられない中骨部分までを高温で加圧加熱殺菌する為、骨まで丸ごと食べられます。
このように食品残渣となる可能性がある部位も含め商品化することで商品の栄養価も高めつつフードロス削減にも繋がる取り組みを今後も追究していきます。